CREDOブログ

放課後等デイサービスでの支援とデジタル時代の関わり

スマホやタブレット、ゲームが当たり前の時代。発達障害のあるお子さんを育てる親御さんからは、「うちの子、家では画面の前から離れない」「どうしたら運動や学びにも興味を持つの?」という声が多く聞かれます。そんな中、放課後等デイサービス(放デイ)は、デジタルでは得られない“人と人との関わり”や“身体を使う学び”を通じて、子どもの自発性や社会性を育む場所として注目されています。本記事では、デジタル時代だからこそ求められる放デイの支援のあり方と、児童デイサービスCREDOが実践する運動療育の取り組みを紹介します。

デジタル時代に変わる子どもの発達環境

デジタル化が進む子どもの日常

現代の子どもたちは、幼少期からスマホやゲーム、動画などに触れることが当たり前になっています。デジタル環境には学びや情報収集の利点がある一方で、長時間の使用による「感覚刺激の偏り」や「身体活動の減少」が課題です。特にADHDなど発達障害の特性を持つ子どもは、刺激の強いものに惹かれやすく、バランスを取ることが難しい場合があります。デジタルを完全に排除するのではなく、“身体を動かす時間”や“人と関わる時間”との両立が求められています。

デジタル環境では長時間の使用による「感覚刺激の偏り」や「身体活動の減少」が課題です。“身体を動かす時間”や“人と関わる時間”との両立が求められています。

時計を抱く子ども

身体を使った経験がもたらす発達効果

発達心理学や神経科学の分野では、「身体を使った経験」が脳の発達に欠かせないことが明らかになっています。特に運動によって脳神経が活性化されると、注意力や感情のコントロール、自己調整力が向上することが分かっています。放課後等デイサービスは、家庭や学校だけでは得にくい“体験的な学び”を提供する場所。デジタルの世界で受け身になりがちな子どもたちに、実際に「やってみる」経験を積ませる貴重な時間を生み出しています。

デジタルの世界で受け身になりがちな子どもたちに、実際に「やってみる」経験を積ませる貴重な時間を生み出しています。

ゲームをする子どもとサッカーをする子ども

放課後等デイサービスが果たす役割

社会性とコミュニケーションの基礎を育む

放デイでは、同年代の子ども同士が遊びや活動を通して関わりを深めます。発達障害のある子どもにとって、他者との関係構築は挑戦の連続ですが、スタッフが仲介することで少しずつ成功体験を積み重ねることができます。ゲームやSNSでは得られない**「人と人との距離感」や「感情のやりとり」**を学べるのが放デイの大きな魅力です。

安心できる「第三の居場所」

家庭でも学校でもない「第三の居場所」として、放デイは子どもの安心感を支えています。家庭では感情の波が大きくなる子も、放デイでは自然に笑顔が増えることも多いです。安心できる空間の中で、自分らしく過ごせる時間が「次も頑張ってみよう」という意欲を引き出します。デジタルとは異なる、**“リアルな安心”**を育む場所です。

児童デイサービスCREDOの運動療育に見る「デジタル時代の支援」

CREDOが大切にしている「自発性」

児童デイサービスCREDOでは、ドイツ発祥の運動学理論に基づいた運動療育を実践しています。特徴は、強制的に運動させるのではなく、子どもが「やってみたい」と思える環境をつくること。遊びを通じて自然と身体を動かし、脳や神経に多彩な刺激を与えます。これはデジタル機器が中心となる生活では得にくい、**“体験による学び”**です。

複合的な動きで脳と身体を刺激する

CREDOの運動療育は、一つの動きを繰り返すのではなく、リズム・バランス・空間認知などを組み合わせて行います。複数の感覚を同時に使うことで、脳の情報処理機能が高まり、集中力や感情コントロール力の発達が促されます。楽しみながら「できた!」を増やすCREDOのアプローチは、デジタル時代の子どもに欠かせない**“身体的刺激”のバランス”**を取り戻す支援です。

「楽しさ」を軸にした成長支援

CREDOが何より重視しているのは「楽しい」という感情です。楽しさがあってこそ、挑戦への意欲が生まれます。運動を通じて「できた!」という達成体験を積み重ねることで、自己肯定感が高まり、デジタル依存のような“外からの刺激”に頼らず、自ら行動できる力が育ちます。

運動を通じて「できた!」という達成体験を積み重ねることで、自己肯定感が高まり、デジタル依存のような“外からの刺激”に頼らず、自ら行動できる力が育ちます。

成功体験をつむ子ども

デジタル時代に求められる「バランスの支援」

デジタルも活かす、でも頼りすぎない

放デイや家庭での支援では、「デジタルを使わない」よりも「上手に使う」視点が大切です。子どもが興味を持つコンテンツを学びや活動に活かすことで、モチベーションを引き出せます。ただし、“体験”とのバランスを意識することが最も重要です。

体験が子どもの未来を支える

デジタルは情報をくれますが、「感覚」「感情」「実感」を与えるのはリアルな体験です。放デイでの運動・制作・友人との関わりなどは、すべて子どもの「生きる力」を育てます。これらの経験が、デジタル社会を生きる上での軸となり、柔軟でたくましい心をつくります。

FAQ(よくある質問)

Q1. 放課後等デイサービスではデジタル機器を使う支援をしていますか?
A1. 施設によって異なります。多くの放課後等デイサービスでは、デジタルよりも「人との関わり」や「身体を使った体験」を重視しています。特に児童デイサービスCREDOでは、デジタル機器を使用せず、運動を通して脳と身体の発達を促す支援を行っています。デジタル環境で得られにくい「感覚・感情・実感」を補うことが目的です。

Q2. なぜ運動療育がデジタル時代に注目されているのですか?
A2. デジタル機器は便利ですが、視覚情報中心の刺激が多く、身体を動かす機会が減る傾向があります。運動療育では「見る・聞く・動く」を同時に行うことで、脳全体の働きを活性化させます。ADHDなど発達障害のある子どもにとって、運動は感情のコントロール力や集中力を育てる有効な手段として注目されています。

Q3.デジタル機器と上手に付き合うために家庭でできることは?
A3. 「使う時間」より「使う目的」を決めるのがおすすめです。動画を調べて学ぶ、運動アプリで体を動かすなど、目的を持たせるとデジタルが“学びの道具”になります。また、タイマーを使って時間を可視化したり、親も一緒に使うルールを作ることで、家庭内のトラブルを防げます。

Q4. CREDOの運動療育はどのような特徴がありますか?
A4. CREDOでは、ドイツ発祥の運動学理論をもとに、複数の運動を組み合わせたプログラムを実践しています。楽しく体を動かす中で、脳や神経に多彩な刺激を与え、集中力・感情の安定・思考力を高めます。子どもの「やってみたい!」という気持ちを大切にし、自発的な行動を促すことが最大の特徴です。

Q5. デジタル中心の生活で運動不足が気になるときの対策は?
A5. 家庭では、短時間でも「体を動かす習慣」をつくることが大切です。リズムに合わせて体を動かす、親子でストレッチをするなど、遊び感覚で取り入れましょう。また、放課後等デイサービスの運動療育を利用することで、専門的な視点から楽しく運動を続けることができます。

デジタル時代の子どもたちにとって、スマホやゲームはもはや避けられない存在です。しかし、放課後等デイサービスが提供する“リアルな体験”は、そのバランスを取る大切な場です。特に児童デイサービスCREDOのように、楽しさと自発性を重視した運動療育は、脳と心の健やかな発達を支えています。デジタルに頼りすぎず、体験を通して「できた!」を積み重ねること。それこそが、これからの時代に求められる支援の形なのです。お気軽にお問い合わせください。

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